精選版 日本国語大辞典 「濁水」の意味・読み・例文・類語 だく‐すい【濁水】 〘 名詞 〙 濁った水。濁り水。じょくすい。[初出の実例]「今朝より君が来宅まで我近郊の散歩は濁水(ダクスヰ)暫時地を潜りし時の如し」(出典:わかれ(1898)〈国木田独歩〉)[その他の文献]〔荘子‐山木〕 にごり‐みず‥みづ【濁水】 〘 名詞 〙 にごった水。透明でない水。だくすい。[初出の実例]「雨ふりて庭にたまれるにごり水たがすまばかは影の見ゆべき〈よみ人しらず〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)雑恋・一二五三) じょく‐すいヂョク‥【濁水】 〘 名詞 〙 ( 「じょく」は「濁」の呉音 ) にごった水。だくすい。煩悩などにたとえる。[初出の実例]「濁水に如意珠を入れたるがごとし」(出典:日蓮遺文‐千日尼御前御返事(1278)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例