灌頂大法王子(読み)カンジョウダイホウオウジ

デジタル大辞泉 「灌頂大法王子」の意味・読み・例文・類語

かんじょう‐だいほうおうじ〔クワンヂヤウダイホフワウジ〕【×灌頂大法王子】

伝法灌頂を受け、弟子となった菩薩尊称

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精選版 日本国語大辞典 「灌頂大法王子」の意味・読み・例文・類語

かんじょう‐だいほうおうじクヮンヂャウダイホフワウジ【灌頂大法王子】

  1. 〘 名詞 〙 灌頂の儀式を受けて、仏の弟子となった菩薩の尊称。受職(じゅしき)灌頂の菩薩を灌頂大王と称することによる。
    1. [初出の実例]「八王子は千手観音の垂跡、無垢三昧の力を以て、奈落迦重の苦みを済ふ。灌頂(クヮンヂャウ)大法王子也」(出典太平記(14C後)一八)

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