火成鉱物(読み)カセイコウブツ

デジタル大辞泉 「火成鉱物」の意味・読み・例文・類語

かせい‐こうぶつ〔クワセイクワウブツ〕【火成鉱物】

マグマから直接結晶してできる鉱物橄欖かんらん輝石雲母長石など。

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精選版 日本国語大辞典 「火成鉱物」の意味・読み・例文・類語

かせい‐こうぶつクヮセイクヮウブツ【火成鉱物】

  1. 〘 名詞 〙 マグマから直接に結晶して生じた鉱物。雲母、輝石、長石の類。

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岩石学辞典 「火成鉱物」の解説

火成鉱物

正マグマ期に晶出した火成岩の初生鉱物で,マグマ晶出の早期に形成される無水鉱物の総称である.気成作用,熱水作用変質作用,変成作用などにより形成されたものは含まず,例えば橄欖(かんらん)石,輝石など完全に水分を含まない鉱物である.しかし実際に場合には,明らかに熔融体から形成した鉱物から始まり,明確な熱水作用による鉱物で終わるマグマが固化する過程は連続的であって,このような区別が不明確なことが多い.

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