点式(読み)テンシキ

デジタル大辞泉 「点式」の意味・読み・例文・類語

てん‐しき【点式】

俳諧で、点者評点をつける方式。主として引き墨・点印を用いる。
茶会で客をもてなす作法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「点式」の意味・読み・例文・類語

てん‐しき【点式】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 俳諧の判者が句の優劣を表示するために評点をつける方式。また、その点。
    1. [初出の実例]「大家にも多く組合有て、点式を度々貰はれたり」(出典:随筆・賤のをだ巻(1802))
  3. 点茶の法式。茶会の客に対するもてなしの作法。また、一般に、客のもてなし方。
    1. [初出の実例]「羽織を着(きせ)ながらうしろからだきつひたりするのは〈略〉有がたひ点しきじゃあねへ」(出典洒落本・青楼小鍋立(1802))

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