朝日日本歴史人物事典 「烏丸資任」の解説
烏丸資任
生年:応永24(1417)
室町時代の公卿。法名は西誉。蓮光院と号す。烏丸豊光の子。蔵人頭,右大弁などを経たあと,文安1(1444)年に参議,同3年権中納言,享徳1(1452)年権大納言となり,同3年に家領を子益光に譲り,康正1(1455)年辞任。長禄2(1458)年に従一位,同3年に准大臣となる。応仁1(1467)年出家して家領三河国(愛知県)伊良胡御厨に下向,同地で没して常光寺に葬られた。将軍足利家の外戚日野家の一族で,将軍義教,義政に近臣として重用され,権勢をふるい,有馬元家,今参局と共に三魔と称された。
(伊東正子)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報