無生忍(読み)ムショウニン

デジタル大辞泉 「無生忍」の意味・読み・例文・類語

むしょう‐にん〔ムシヤウ‐〕【無生忍】

《「無生法忍」の略。忍は認知の意》仏語。生じることも滅することもないという真理を認識すること。また、その真理を悟った安らぎ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無生忍」の意味・読み・例文・類語

むしょう‐にん ムシャウ‥【無生忍】

〘名〙 (「忍」は認知・認可の意) 仏語。
無生の真実をさとること。真理をさとった安らぎ。
往生要集(984‐985)大文二「或大慈非声、或無生忍声、随其所聞」
浄土真宗で、信心決定して浄土往生がさだまること。正定聚不退の位をいう。
※尊号真像銘文(1255)本「入无生法忍といふは无生忍(〈注〉ふたいのくらいなり)にいるとなり」

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