むしょう‐ほうにんムシャウホフニン【無生法忍】
- 〘 名詞 〙 仏語。一切の事物・事象の無生を悟ること。また、そのさとりを得た心の安らぎをいう。無生忍。
- [初出の実例]「其の善を以て城の人皆无生法忍を得てけりと」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)
- [その他の文献]〔無量寿経‐上〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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無生法忍
むしょうぼうにん
仏教用語。一切のものは不生不滅であることを認めること。「忍」とは認可,認知のこと。一切の衆生を空であるとみて邪見に落ちないのを生忍 (衆生忍) といい,一切は空であり,実相であるという真理のうえに心を安んじ不動であるのを法忍という。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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