無碍光(読み)ムゲコウ

デジタル大辞泉 「無碍光」の意味・読み・例文・類語

むげ‐こう〔‐クワウ〕【無×碍光】

阿弥陀仏の発する十二光の一。何ものにも妨げられない救いの光明

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無碍光」の意味・読み・例文・類語

むげ‐こう‥クヮウ【無碍光】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語阿彌陀仏の十二光の一つ何物にもさまたげられない光。阿彌陀仏の救いの輝きが悪業煩悩にさえぎられないことをいう。→無碍光仏
    1. [初出の実例]「法性法身におなじくして、无明のやみをはらひ、悪業にさへられず、このゆへに无㝵光とまうすなり」(出典:唯信鈔文意(1257))
  3. むげこうぶつ(無碍光仏)
    1. [初出の実例]「光雲無碍如虚空、故仏又号無碍光」(出典教行信証(1224)五)

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