無羊膜類(読み)ムヨウマクルイ

デジタル大辞泉 「無羊膜類」の意味・読み・例文・類語

むようまく‐るい〔ムヤウマク‐〕【無羊膜類】

脊椎動物うち羊膜を欠くもの。円口類軟骨魚類硬骨魚類両生類が含まれる。水生、または陸生への移行状態に位置し、産卵は一般に水中で行われる。

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精選版 日本国語大辞典 「無羊膜類」の意味・読み・例文・類語

むようまく‐るい ムヤウマク‥【無羊膜類】

〘名〙 脊椎動物のうち、発生途上において羊膜を生じない両生類・魚類・円口類をいう。

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世界大百科事典(旧版)内の無羊膜類の言及

【動物】より

…これには次のような進化の段階を異にする現生の綱があり,これらは魚類と四足動物の2上綱に整理される。なお魚類と両生類は,胚に羊膜ができないので一括して無羊膜類と呼ばれることがあり,ふつう体外受精である。爬虫類,鳥類,哺乳類の3綱は,胚が羊膜で保護されるので有羊膜類と呼ばれ,終生空気呼吸で,体内受精である。…

※「無羊膜類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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