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羊膜 ようまく amnion

翻訳|amnion

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

羊膜
ようまく
amnion

高等脊椎動物 (爬虫類,鳥類,哺乳類) の胚に発達している胚膜の一つで,直接胚を包み保護している筋肉繊維を含んだ膜である。胚と羊膜の間隙を羊膜腔といい,羊水で満たされていて,機械的な衝撃から胚を守っている。

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デジタル大辞泉の解説

よう‐まく〔ヤウ‐〕【羊膜】

脊椎動物の羊膜類などでみられる胎児を包む膜。胚膜の一で、最も内側にあり、中は羊水で満たされる。内面は外胚葉(がいはいよう)、外面は中胚葉から生じたもの。

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百科事典マイペディアの解説

羊膜【ようまく】

胎膜の一部。外胚葉と中胚葉からなる薄膜で,外胚葉は臍(へそ)で胎児腹壁の外胚葉に移行する。したがって羊膜は胎盤胎児側および臍帯(さいたい)の外周を包む。胎児と羊膜の間には羊水という液体で満たされた羊膜腔がある。
→関連項目絨毛膜

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栄養・生化学辞典の解説

羊膜

 卵膜は3層からなっているが,その最も内側の膜.その外側はじゅう毛膜,最も外側の膜は脱落膜.

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世界大百科事典 第2版の解説

ようまく【羊膜 amnion】

昆虫類および脊椎動物羊膜類の発生過程で形成される胚膜の一つ。受精卵が卵割を経て数百から1000個ほどの細胞の集まりになると,その一部に将来胚を形成する部域が分化してくる。それにつれてその周辺の外胚葉および中胚葉の細胞がひだとなってもち上がり,胚体の上に前後左右から覆いかぶさるように伸びて胚体の上部で出会い,出会った部分の隔壁が消えると,胚は結局二重の膜(羊膜と漿膜(しようまく)。いずれも中胚葉に裏打ちされた外胚葉の薄膜。

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大辞林 第三版の解説

ようまく【羊膜】

胚膜のうち最も胚に近い膜。胚を直接おおう。脊椎動物羊膜類(爬虫類・鳥類・哺乳類)および無脊椎動物昆虫類で見られる。羊膜類では中に羊水を満たす。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

羊膜
ようまく

昆虫など無脊椎(むせきつい)動物の一部と、脊椎動物のうち爬虫(はちゅう)類、鳥類、哺乳(ほにゅう)類の胚(はい)発生の際、胚体を直接包む胚膜をいう。羊膜と胚体の間の間隙(かんげき)は羊膜腔(こう)とよばれ、羊水で満たされていて、胚体を機械的衝撃から保護していると考えられている。羊膜は、胚膜の一つである漿膜(しょうまく)と同じ起源で、脊椎動物では胚発生の早い時期に、胚体のすぐ外側の外胚葉が裏打ちをしている中胚葉とともにひだとなって盛り上がり、胚体の前後、両側から胚体を二重に包み中央で合して融合する。このひだの胚体に面している側が羊膜となり、外側が漿膜となる。羊膜と漿膜の間隙は胚体外体腔となり、のちに尿嚢(のう)が入り込んでくる。胚期に羊膜をつくる脊椎動物を羊膜類、つくらない脊椎動物(魚類、両生類)を無羊膜類と分けることがある。昆虫の羊膜は脊椎動物のものと異なり、中胚葉の裏打ちがない。表割後になると胚帯ができ、そこで胚体の形成がおこるが、残された胚体外の細胞層が胚体との相対的な位置の移動により羊膜と漿膜になる。[竹内重夫]

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世界大百科事典内の羊膜の言及

【羊水】より

…胎児をつつむ羊膜amnionと胎児の間の空所である羊膜腔を満たす液体。初めは無色透明かあるいはごくわずかに濁るが,後には胎児の生毛や脱落上皮,脂肪,尿が加わり灰白色から帯黄色となる。…

【妊娠】より

…一方,被包脱落膜へ向かう部分の絨毛はしだいに萎縮退行して,表面が平滑となり,絨毛無毛部(滑絨毛部)となる。 絨毛膜の内面には,成長していく胎児をとりまくように羊膜が発生する。羊膜は薄い透明な血管のない膜で,胎児付着茎のところで絨毛膜に接し,内部の空間である羊膜腔には羊水が充満する。…

【羊水】より

…胎児をつつむ羊膜amnionと胎児の間の空所である羊膜腔を満たす液体。初めは無色透明かあるいはごくわずかに濁るが,後には胎児の生毛や脱落上皮,脂肪,尿が加わり灰白色から帯黄色となる。…

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