無限軌道(読み)ムゲンキドウ

精選版 日本国語大辞典 「無限軌道」の意味・読み・例文・類語

むげん‐きどう‥キダウ【無限軌道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 車輪の代わりに、前後輪無端ベルトを掛け、回転させて走行する装置。また、そのベルト。キャタピラ。〔新しき用語の泉(1921)〕
  3. 無限に続く軌道。円・楕円などを描く軌道。
    1. [初出の実例]「馬はこれに縛りつけられて、固定した一点を中心にして無限軌道を描き」(出典:シベリヤ物語(1950‐54)〈長谷川四郎〉馬の微笑)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の無限軌道の言及

【キャタピラ】より

…車両用走行装置の一種で,無限軌道または履帯ともいう。1801年イギリスのトマス・ジャーマンによって発明されたが,実用化されたのは1904年アメリカのホルト社が農耕用トラクターの走行装置として使用したのが最初といわれている。…

※「無限軌道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む