然別川(読み)しかりべつがわ

日本歴史地名大系 「然別川」の解説

然別川
しかりべつがわ

十勝支庁管内北部を流れる川で、十勝川水系の一級河川。流路延長七五・四キロ(うち指定区間六一・五キロ)流域面積六八三平方キロ。河東かとう鹿追しかおい町と上士幌かみしほろ町の境にある然別湖水源として南西に流下し、鹿追町北瓜幕きたうりまくでシイシカリベツ川が合流する。その後流れを南南西、南、南東へと変え、大きな弧を描いて流れる。同郡音更おとふけ町に入ると瓜幕川が、さらに同町字東士狩ひがししかりでパンケチン川がそれぞれ合流する。その後向きを南へ変え、六キロほど下流鎮錬ちんねる川が合流し、さらに三キロほど下流の音更町南東端で十勝川に注いでいる。当川は然別湖から西ヌプカウシヌプリの山麓を巡るように流れ、瓜幕台地美蔓びまん台地の境界に沿って流下している。これらの台地は更新世中期以後に扇状地として形成された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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