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然別湖 しかりべつこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

然別湖
しかりべつこ

北海道中南部,上士幌町鹿追町の境にある湖。面積 3.7km2。周囲 16km。最深部 120m。水面標高 797m。湖の成因については,然別火山群の噴出物によるせきとめ説と,陥没説がある。南西端から然別川が流出。周囲は東ヌプカウシヌプリ (1252m) ,西ヌプカウシヌプリ (1256m) ,天望山 (1174m) などの山が取巻く。扇ヶ原展望台から見おろす十勝平野の風景は雄大。エゾマツ,トドマツなどの針葉樹の原生林が湖水に迫り,湖中にイワナその他の淡水魚が生息する。湖岸に然別湖畔温泉が立地し,観光,魚釣り,キャンプなどの基地を兼ねる。冬季を除き帯広市内からバスの便がある。大雪山国立公園に属する。

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百科事典マイペディアの解説

然別湖【しかりべつこ】

北海道中部,十勝川支流の然別川上流の火山堰止(せきとめ)湖。標高797m,面積3.59km2,最深99m。貧栄養湖であるが,イワナ,サンショウウオなどが生息。
→関連項目鹿追[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

しかりべつこ【然別湖】

北海道中央部,大雪火山群の南東部に位置する湖。十勝支庁管内の鹿追(しかおい)町,上士幌町にまたがり,大雪山国立公園に属する。湖面標高797m,面積3.5km2,周囲16km,最大深度99m。貧栄養湖で,成因堰止湖ともカルデラ湖ともいわれる。然別火山群の諸峰が取り囲み,湖岸線は著しい屈曲を示す。小河川の流入は多いが,排水は南西端のトウマベツ川のみによる。1961年から鹿追町営の孵化事業によって淡水魚オショロコマが生育するようになり,ほかにザリガニ,エゾサンショウウオなどが生息する。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔北海道〕然別湖(しかりべつこ)


北海道十勝(とかち)総合振興局管内の北部、石狩(いしかり)山地南東腹にある湖。面積3.4km2。南西岸から然別川源流のトウマベツ川が流出する。成因としては陥没によるカルデラ湖説、溶岩流による堰止湖(せきとめこ)説がある。周辺はエゾマツ・トドマツ・ナナカマドなどの混交樹林。西岸に然別湖畔温泉がある。湖中にイワナ属の魚のオショロコマが生息。大雪山(だいせつざん)国立公園の一部。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

然別湖
しかりべつこ

北海道中南部、十勝(とかち)総合振興局管内の北部にある火山性の湖。周囲13.8キロメートル、面積3.4平方キロメートル、水深は最大99メートル、湖面標高810メートル。大雪山国立公園の一部。成因は陥没によるカルデラ湖説と、火山の形成に伴う堰止湖(せきとめこ)説とがある。然別火山群の東ヌプカウシヌプリ、西ヌプカウシヌプリ、ペトウトル山など1200~1300メートルの溶岩円頂丘に囲まれ、エゾマツ、トドマツなどの針葉樹と、イタヤカエデ、ナナカマドなどの広葉樹が混じる原生林が、屈曲に富んだ湖岸線に迫る。湖には北部でヤンベツ川が流入し、南部でトウマベツ川となって流出する。道の天然記念物オショロコマ(イワナ)の生息地として有名。南西岸に然別湖畔温泉が湧(わ)く。帯広(おびひろ)市から北方の糠平(ぬかびら)温泉に至る道道が通じ、バスの便がある。[古川史郎]

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