デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「然空」の解説 然空 ねんくう ?-1297 鎌倉時代の僧。比叡(ひえい)山でまなび,文永9年(1272)良空とともに鎌倉で良忠に浄土の教えをうける。京都にかえり仁和寺(にんなじ)西谷の法光明院で布教。建治(けんじ)2年(1276)京都にきた良忠にふたたび師事し,のち浄土宗鎮西流一条派の祖とよばれた。永仁(えいにん)5年8月11日死去。俗姓は阿部。号は礼阿(らいあ)。著作に「浄土要略鈔」「無量寿経聞書」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例