焼玉機関(読み)ヤキダマキカン(その他表記)hot bulb engine; semi-Diesel engine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「焼玉機関」の意味・わかりやすい解説

焼玉機関
やきだまきかん
hot bulb engine; semi-Diesel engine

焼玉と称する球形予燃焼室をシリンダヘッド頂部に設け,これを点火源とした一種圧縮点火機関。一般に2サイクルクランク室掃気方式をとり,構造が簡単で,取扱いが容易なうえ低質燃料の使用が可能なため,従来小出力の漁船用主機としてかなり使用されたが,効率が悪く,単位出力あたりの重量も大きいので現在ではあまり使用されなくなっている。寒冷地における始動性,微速運転性能がよいので北欧では小型のものが用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む