焼飯村(読み)やきいむら

日本歴史地名大系 「焼飯村」の解説

焼飯村
やきいむら

[現在地名]大台町弥起井(やきい)

佐原(さわら)村の西、宮川の左岸にある。文禄検地帳(徳川林政史蔵)に「三瀬谷之内焼飯村」と記されている。水にきわめて不自由な村であったことが語り伝えられており、水利についての弘法大師伝説も残る。村域の北部にある灌漑用の喜世谷(きよたに)池は享和元年(一八〇一)の完成と伝えられる。元禄郷帳は焼飯村枝郷として「そのい村」を記す。

弥起井村庄屋文書写(大台町教育委員会蔵)によれば、焼飯村の名を弥起井と改めるに際して、当村庄屋肝煎連署により年欠ではあるが子九月付で「田丸領下真手組焼飯村之義左之通文字之弥起井と文字改替度奉存候間御聞届被成下様奉願上候」という願が出されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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