煤竹色(読み)ススタケイロ

デジタル大辞泉 「煤竹色」の意味・読み・例文・類語

すすたけ‐いろ【×煤竹色】

煤竹のような赤黒い色。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「煤竹色」の意味・読み・例文・類語

すすたけ‐いろ【煤竹色】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「すすだけいろ」とも ) 煤竹のような赤黒い色。すすたけ。〔邇言便蒙抄(1682)〕
    1. [初出の実例]「我家は煤竹色の氷柱哉」(出典:俳諧・七番日記‐文化一三年(1816)一一月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

色名がわかる辞典 「煤竹色」の解説

すすたけいろ【煤竹色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「みを帯びたみの暗い灰色」としている。一般に、煤けて茶色がかった竹のような色。古い竹の茶杓ちゃしゃくのように、艶のある色ではなく、渋い色合い。江戸前期から、くすんだ色が好まれるようになり、流行色の一つとなった。多くバリエーションも登場したという。煤竹とは先端枝葉を残し、その部分で煤を払った竹の掃除道具のこと。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android