照覧(読み)しょうらん

精選版 日本国語大辞典 「照覧」の意味・読み・例文・類語

しょう‐らん セウ‥【照覧】

〘名〙
① あきらかに見ること。はっきりと見ること。また、てらし見ること。
※古活字本毛詩抄(17C前)三「ああ先王の道と云が難有何なども照覧、先王の道と云事をば忘れまいぞ」 〔易林‐巻四・同人〕
神仏、また、貴人がご覧になること。
本朝無題詩(1162‐64頃)四・春三首〈藤原周光〉「冀不暗陋、辱垂照覧焉」
※浄瑠璃・平家女護島(1719)三「天のとかめ氏神の御罸苔の下成義朝の御照覧も恐ろしし」

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デジタル大辞泉 「照覧」の意味・読み・例文・類語

しょう‐らん〔セウ‐〕【照覧】

[名](スル)
明らかに見ること。はっきりと見ること。
神仏が御覧になること。「神々も照覧したまえ」

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普及版 字通 「照覧」の読み・字形・画数・意味

【照覧】しようらん

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