熊坂郷(読み)くまさかごう

日本歴史地名大系 「熊坂郷」の解説

熊坂郷
くまさかごう

現信濃町大字古海の真光ふるみのしんこう寺所蔵の文禄四年(一五九五)七月の阿弥陀如来「方便法身画像」裏書に「信州水内郡熊坂郷古海村」とみえ、また慶長一一年(一六〇六)一二月一日の荒瀬原村・舟竹村名寄帳(佐藤忠男氏蔵)に「信州水内郡柳原庄熊坂郷」とみえる。下って天和二年(一六八二)飯山いいやま領主松平忠倶の書上寺社領由緒書(西敬寺蔵)に「西本願寺末信州水内郡熊坂郷野尻真光寺」とあり、更に野尻のじり湖南柴津しばつ村についても「古昔不詳、後熊坂郷に属す」と記されている(長野県町村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android