熊田神社(読み)くまたじんじや

日本歴史地名大系 「熊田神社」の解説

熊田神社
くまたじんじや

[現在地名]根上町吉原町

吉原よしはら町の南東端に鎮座祭神倉稲魂神、旧村社。「延喜式」神名帳記載の能美郡熊田クマタノ神社」とされ、同社は「白山之記」にも「国之八社」の一としてあげられている。「三州式内等旧社記」「神名帳考証」「神祇志料」「特選神名牒」などによれば、古くは板津いたつ郷熊田村に鎮座していたが、寛永年間(一六二四―四四)の手取川の氾濫により集落とともに社地も流失、神体を町神明宮(現金沢市)に預けたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android