熟酥(読み)じゅくそ

精選版 日本国語大辞典 「熟酥」の意味・読み・例文・類語

じゅく‐そ【熟酥・熟蘇】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。
  2. ① 五味(ごみ)の一つ。牛乳の精製過程での五階級のうち、第四にできるもの。生酥(しょうそ)をさらに精製したもの。じゅくそみ。
    1. [初出の実例]「五味とは乳・洛・生・熟蘇・醍醐味是也」(出典:平家物語(13C前)一〇)
    2. [その他の文献]〔南本涅槃経‐一三〕
  3. ② 天台宗で、五時教の第四時にあたる般若時のこと。大乗を小乗よりすぐれたものとする偏執を払うため、すべては空(くう)で、大小ともに一味であると説き、小乗より大乗に転入させようとする段階をいう。じゅくそみ。〔天台四教儀〕

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