最新 地学事典 「熱力学の第一法則」の解説
ねつりきがくのだいいちほうそく
熱力学の第一法則
thermodynamic energy equation
熱エネルギーに関するエネルギー保存則のことで,気象学では空気塊の内部エネルギーの増加は外力によってなされた仕事と外部から吸収した熱量の和に等しいという物理法則のこと。熱力学は連続流体の仮定により巨視的な立場で現象を扱うため,空気分子の平均的運動エネルギーは内部エネルギーとして温度によって示される。この法則を定式化した熱力学の式には,内部エネルギーの他,顕熱,温位,エントロピーなどで表されたものがある。第二法則はエントロピー増大原理により熱力学的過程の進行する方向を与える法則である。
執筆者:田中 博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

