熱電気(読み)ねつでんき

精選版 日本国語大辞典 「熱電気」の意味・読み・例文・類語

ねつ‐でんき【熱電気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ねつきでんりょく(熱起電力)
  3. ねつでんりゅう(熱電流)〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕

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百科事典マイペディア 「熱電気」の意味・わかりやすい解説

熱電気【ねつでんき】

2種類の異なる金属線を接続して閉回路をつくり,二つの接合点を相異なる温度に保つとき,現れる電気的現象総称ゼーベック効果ペルチエ効果トムソン効果などがある。→熱電対熱電対列

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「熱電気」の意味・わかりやすい解説

熱電気
ねつでんき
thermoelectricity; thermal electricity

2種の導体接点に生じる熱起電力,または逆に電流を流すことによる熱の発生など,熱エネルギー電気エネルギーが互いに変換し合う現象をいう。ゼーベック効果,ペルチエ効果トムソン効果などがある。電子冷却熱電気発電などに応用されている。また熱電気現象の理論的解析が W.トムソンや L.オンサーガーによってなされ,不可逆過程熱力学への道が開かれた。

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改訂新版 世界大百科事典 「熱電気」の意味・わかりやすい解説

熱電気 (ねつでんき)

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世界大百科事典(旧版)内の熱電気の言及

【熱起電力】より

…前述のゼーベック効果は,ペルチエ効果,トムソン効果の複合効果と考えることもできる。なお,これらの現象を,熱電気あるいは熱電気現象と総称することもある。【笠木 伸英】。…

※「熱電気」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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