爵料(読み)しゃくりょう

精選版 日本国語大辞典 「爵料」の意味・読み・例文・類語

しゃく‐りょう‥レウ【爵料】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古代中世売位に応募して五位位階を得ようとする者が対価として納めた金品。叙料。
    1. [初出の実例]「以爵料築垣料、忽可成歟」(出典小右記‐長和五年(1016)六月一二日)
  3. 転じて、売官に応募して納める任料の意にも用いられる。
    1. [初出の実例]「大嘗会悠紀所望近江掾、正六位上平朝臣盛成〈略〉右爵料進納已畢、仍所請如件」(出典:兵範記‐仁安三年(1168)一一月一三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android