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任料(読み)にんりょう

世界大百科事典内の任料の言及

【もてなし】より

… さらに,このような酒肴料は1302年(乾元1)太良荘の百姓国友が助国名名主職に補任(ぶにん)されるにあたって,酒肴料11貫文を東寺に進め,55年(正平10∥文和4)同荘預所職を請け負うにあたって,源秀が酒肴料2貫文を出しているように,荘園,公領の所職補任にあたっても,しばしば見いだされる。これは任料ともいわれているが,所職への補任を望む人の補任権者に対するもてなしの変形とみることができるので,その多少によって補任が左右されることも大いにありえたのであり,補任権者(荘園,公領の支配者)もまた,その収入を期待していたのである。 これらは賄賂(わいろ)となんら変わるところはないといってよかろうが,自立救済を基本としていた中世社会,とくに室町時代の社会はこうしたもてなし,酒肴料,一献料等の授受はまったく当然のこととして行われた。…

※「任料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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