片山久安(読み)カタヤマヒサヤス

デジタル大辞泉 「片山久安」の意味・読み・例文・類語

かたやま‐ひさやす【片山久安】

安土桃山から江戸初期にかけての武術家。片山流伯耆流剣道の祖。居合抜き名人で、豊臣秀次に仕えたが、のち、中国地方巡遊。生没年未詳。

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精選版 日本国語大辞典 「片山久安」の意味・読み・例文・類語

かたやま‐ひさやす【片山久安】

  1. 安土桃山、江戸初期の剣客。片山流の祖。伯耆守(ほうきのかみ)。居合抜きの術にすぐれ、豊臣秀次の師範となる。のち中国地方を歴遊し、周防で没。生没年未詳。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「片山久安」の解説

片山久安 かたやま-ひさやす

1575-1650 織豊-江戸時代前期の剣術家。
天正(てんしょう)3年生まれ。抜刀術を林崎重信(一説伯父の松庵)にまなび,片山伯耆(ほうき)流の祖となる。関白豊臣秀次にまねかれ,剣術をおしえる。慶長15年(1610)後陽成(ごようぜい)天皇の詔をうけて参内,剣技を評価され,伯耆守に任じられた。慶安3年3月7日死去。76歳。通称は藤次郎,勝次郎。

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