片撞木(読み)かたしゅもく

精選版 日本国語大辞典 「片撞木」の意味・読み・例文・類語

かた‐しゅもく【片撞木】

  1. 〘 名詞 〙 盲人の突く撞木杖(しゅもくづえ)一種。曲尺形のもの。検校(けんぎょう)以上の者に使用を許される両撞木杖に対して、勾当(こうとう)の者が持つことを許されたもの。これらに対して座頭(ざとう)は普通の棒を突く。
    1. [初出の実例]「白袴に片(カタ)しゅもくの杖杉本勾当とて御歴々様へも御鍼をあぐる」(出典談義本・水灌論(1753)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android