普及版 字通 「牋」の読み・字形・画数・意味


12画

(異体字)箋
14画

[字音] セン
[字訓] かきつけ・かみ

[字形] 形声
声符は戔(せん)。戔に薄く重ねるものの意がある。片は木片木簡をいう。異体の箋は竹簡。〔玉〕に「表なり」とあり、牋奏に用い、その文体を牋という。また書簡の用紙を牋という。箋と同字。用義上の慣例があり、箋注のときには箋という。

[訓義]
1. かきつけ。
2. 上表の文体。
3. かみ、書札。

[古辞書の訓]
名義抄〕牋 フダ 〔立〕牋 アラハス・フムダ 〔字鏡集〕牋 カミ・アラハス・シルシ・フムダ語彙は箋字条参照。

[熟語]
牋賀牋簡・牋牋記牋檄牋毫牋札牋紙牋書牋素牋訴・牋奏牋草牋牒牋表
[下接語]
花牋・詩牋・上牋・便牋・附牋・用牋

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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