牧馬(読み)ボクバ

精選版 日本国語大辞典 「牧馬」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐ば【牧馬】

  1. [ 1 ] 令制で、諸国官牧が飼養している馬。〔令義解(718)〕 〔李陵‐答蘇武書〕
  2. [ 2 ] 平安時代の琵琶の名器。醍醐天皇御物。
    1. [初出の実例]「御前にさぶらふものは、御琴も御笛も、みなめづらしき名つきてぞある。玄象、ぼくば、井手、渭橋、無名など」(出典:枕草子(10C終)九三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「牧馬」の読み・字形・画数・意味

【牧馬】ぼくば

馬を放牧する。また、放牧された馬。漢・李陵〔武に答ふる書〕耳を側(そばだ)ててく聞けば、胡笳(こか)互ひに動き、牧馬悲鳴す。吟嘯(ぎんせう)群を爲し、邊聲四(よも)にる。晨(あした)に坐して之れを聽き、覺えず下る。

字通「牧」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む