牧馬(読み)ボクバ

デジタル大辞泉 「牧馬」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐ば【牧馬】

牧場で放牧されている馬。
平安時代琵琶名器。醍醐天皇御物。

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精選版 日本国語大辞典 「牧馬」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐ば【牧馬】

  1. [ 1 ] 令制で、諸国官牧が飼養している馬。〔令義解(718)〕 〔李陵‐答蘇武書〕
  2. [ 2 ] 平安時代の琵琶の名器。醍醐天皇御物。
    1. [初出の実例]「御前にさぶらふものは、御琴も御笛も、みなめづらしき名つきてぞある。玄象、ぼくば、井手、渭橋、無名など」(出典:枕草子(10C終)九三)

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普及版 字通 「牧馬」の読み・字形・画数・意味

【牧馬】ぼくば

馬を放牧する。また、放牧された馬。漢・李陵〔武に答ふる書〕耳を側(そばだ)ててく聞けば、胡笳(こか)互ひに動き、牧馬悲鳴す。吟嘯(ぎんせう)群を爲し、邊聲四(よも)にる。晨(あした)に坐して之れを聽き、覺えず下る。

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