物着星(読み)モノキボシ

デジタル大辞泉 「物着星」の意味・読み・例文・類語

ものき‐ぼし【物着星】

指の爪にできる白い斑点。女性などが衣服を得る前兆として喜ぶのでいう。
「―形見をもらふ情なさ」〈柳多留二三

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「物着星」の意味・読み・例文・類語

ものき‐ぼし【物着星】

〘名〙 爪にできる白い斑点。婦人子どもなどは衣服を得る前兆として喜ぶ。また、立身出世をするしるしともいう。
※雑俳・うたたね(1694)「着ぬ先に質にもくろむ物着星」
狂歌・吾妻曲狂歌文庫(1786)「ない袖のふられぬ身にはゆるせかし七夕づめの物きぼしでも」

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