物語音読論(読み)ものがたりおんどくろん

百科事典マイペディア 「物語音読論」の意味・わかりやすい解説

物語音読論【ものがたりおんどくろん】

《源氏物語》を中心として,物語の亨受とテクストの構造を問うた玉上琢弥の論(1950年―1955年)。《源氏物語》の草子地といわれる文章に,絵に見入る姫君の傍らで物語を読み聞かせていた女房の語り口の痕跡を見出し,そこに当時の物語亨受のあり方と,《源氏物語》の〈昔物語〉に対する関係,そして作品内の語り手と物語の内部世界との関係などを読みとろうとした。《源氏物語評釈》に研究が集成された。

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