物語音読論(読み)ものがたりおんどくろん

百科事典マイペディア「物語音読論」の解説

物語音読論【ものがたりおんどくろん】

源氏物語》を中心として,物語の亨受とテクストの構造を問うた玉上琢弥(1950年―1955年)。《源氏物語》の草子地といわれる文章に,絵に見入る姫君傍らで物語を読み聞かせていた女房語り口痕跡を見出し,そこに当時の物語亨受のあり方と,《源氏物語》の〈昔物語〉に対する関係,そして作品内の語り手と物語の内部世界との関係などを読みとろうとした。《源氏物語評釈》に研究が集成された。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

国民栄誉賞

内閣総理大臣表彰の一つ。1977年内閣総理大臣の福田赳夫の決裁により設けられた。「広く国民に敬愛され,社会に明るい希望を与えることに顕著な業績のあった者」に贈られる。第1回受賞者はプロ野球選手の王貞治...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android