牽強(読み)ケンキョウ

デジタル大辞泉 「牽強」の意味・読み・例文・類語

けん‐きょう〔‐キヤウ〕【×牽強】

[名](スル)道理に合わないことを無理にこじつけること。
「彼の『源語』をさえ―して勧懲主意なるものなりなど」〈逍遥小説神髄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「牽強」の意味・読み・例文・類語

けん‐きょう‥キャウ【牽強】

  1. 〘 名詞 〙 ( 無理に引きつける意 ) 道理に合わないことを、無理にこじつけること。こじつけ。付会。→牽強付会
    1. [初出の実例]「韻無牽強之失、句有布置之巧」(出典空華集(1359‐68頃)一一・義天古律詩序)
    2. [その他の文献]〔蘇轍‐次韻柳見答詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「牽強」の読み・字形・画数・意味

【牽強】けんきよう(きやう)

むりやり。こじつけ。〔能改斎漫録、十、文は自然を貴ぶ〕の對偶を以のは、自然に出づるが爲なり。牽強に假(か)るに非ざるなり。

字通「牽」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android