犯土(読み)ぼんど

精選版 日本国語大辞典 「犯土」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐ど【犯土】

  1. 〘 名詞 〙 土を掘ったり動かしたりすること。陰陽家の説で、土中には神(土公(つちぎみ))がおり、土を掘ったり動かしたりする時期を誤まるとたたりを受けるとされたところから生じた語。
    1. [初出の実例]「為避犯土忌度進宅」(出典:小右記‐永延元年(987)四月二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「犯土」の読み・字形・画数・意味

【犯土】はんど

建築などで、土禁を犯す。〔容斎四筆、一〕今世俗、宅舍を營するに、或いは小(すこ)しく疾厄にへば、皆犯土なりと云ふ。~(後漢)安の時、皇太子にて安んぜず。~吉(へいきつ)以爲(おも)へらく、舍新たに繕修し、土禁を犯す。久しく(もち)ふべからずと。

字通「犯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む