独立国家共同体集団安全保障条約(読み)どくりつこっかきょうどうたいしゅうだんあんぜんほしょうじょうやく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

独立国家共同体集団安全保障条約
どくりつこっかきょうどうたいしゅうだんあんぜんほしょうじょうやく

独立国家共同体 CISのうちの6ヵ国,ロシア,カザフスタンアルメニアウズベキスタンタジキスタンキルギスが 1992年5月,ウズベキスタンのタシケントで開催された CIS首脳会議で結成した北大西洋条約機構 NATO型の集団安全保障機構。これは,CIS合同軍構想が崩れたあとに,それに代わるものとしてロシアによって提案されたものだが,ウクライナベラルーシなど5ヵ国はロシア主導を警戒して未加盟となった。 1993年6月にベラルーシが加盟。その後,アゼルバイジャンジョージアグルジア)が加盟し9ヵ国体制となったが,1999年アゼルバイジャン,ウズベキスタン,ジョージアの3国が脱退した。加盟国は互いに武力行使威嚇を控え,他の加盟国に敵対する軍事同盟に加わらない,などの内容となっている。

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