デジタル大辞泉 「独鈷鎌首」の意味・読み・例文・類語 とっこ‐かまくび〔トクコ‐〕【▽独×鈷鎌首】 論争好きの歌人。六百番歌合の時、顕昭けんしょうが独鈷を手に持ち、寂蓮じゃくれんが鎌首のように首をもたげて論争したのを、女房たちが「例の独鈷鎌首」とはやしたところからいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「独鈷鎌首」の意味・読み・例文・類語 とっこ‐かまくびトクコ‥【独鈷鎌首】 〘 名詞 〙 ( 六百番歌合のとき、僧顕昭が独鈷を手に持ち、僧寂蓮が首を鎌首のようにもたげて論争したのを、左大将藤原良経家の女房たちが「例の独鈷鎌首」とあだ名したというところから ) 議論ずきの歌人をいう。[初出の実例]「殿中の女房、例の独古かまくびと名付られけりと云々」(出典:井蛙抄(1362‐64頃)六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例