20世紀日本人名事典 「猪熊夏樹」の解説 猪熊 夏樹イノクマ ナツキ 江戸時代末期・明治期の国学者,神官 生年天保6年6月1日(1835年) 没年大正1(1912)年8月7日 出生地讃岐国大川郡(現・香川県) 別名号=瑞枝舎 経歴讃岐白鳥神社の祠官慶安の二男。幼時より家学をうけ、長じて高松藩儒友安三冬、友部方秀らに学ぶ。のち国学に専心。京都白峰宮(現・白峰神官)の造営に力を尽くし、慶応4年(1868年)創建と同時に、その神官に就任。明治5年伊勢神宮の神楽改正取調べを命ぜられる。ついで護王神社禰宜を務め、18年京都師範教諭、23年京都第一高女教諭となった。39年宮中御講書始に「古事記」を講じ、以後毎年講官を務めた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「猪熊夏樹」の解説 猪熊夏樹 いのくま-なつき 1835-1912 幕末-明治時代の国学者,神職。天保(てんぽう)6年6月1日生まれ。猪熊浅麻呂の父。家職は讃岐(さぬき)(香川県)白鳥神社の神主。友安三冬(みふゆ),友部方秀(まさひで)にまなぶ。京都白峰宮(現白峰神宮)の造営につくし,慶応4年の創建とともに宮司となる。明治5年伊勢神宮の神楽改正取り調べを命じられる。23年から京都府立第一高女教諭。大正元年8月7日死去。78歳。号は瑞枝舎。著作に「訂正増註源氏物語湖月抄」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by