猪飼嘯谷(読み)イカイ ショウコク

20世紀日本人名事典 「猪飼嘯谷」の解説

猪飼 嘯谷
イカイ ショウコク

明治〜昭和期の日本画家



生年
明治14(1881)年4月12日

没年
昭和14(1939)年6月16日

出生地
京都

本名
猪飼 卯吉

学歴〔年〕
京都市立美術工芸学校〔明治33年〕卒

経歴
明治38年京都市立美術工芸学校助教諭、教諭となり、京都市立絵画専門学校講師も兼任谷口香嶠師事、44年第5回文展に「近江国の柞」、大正5年第10回文展に「六昆征伐」を出品、主に歴史画を制作した。昭和5年には宮内省の命で「大正天皇御大礼絵巻」も謹写、9年には京都市の依頼で、明治神宮絵画館の壁画「御即位礼図」を献納した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「猪飼嘯谷」の解説

猪飼嘯谷 いかい-しょうこく

1881-1939 明治-昭和時代前期の日本画家。
明治14年4月12日生まれ。谷口香嶠(こうきょう)に四条派をまなぶ。はじめ母校京都市美術工芸学校で,明治43年から大正14年までは京都絵画専門学校(現京都市立芸大)でおしえた。歴史画を中心に明治41年以降文展で活躍,帝展に出品せず,昭和12年新文展に無鑑査出品した。昭和14年6月16日死去。59歳。京都出身。本名は卯吉(うきち)。作品に「大正天皇大礼絵巻」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android