猫目草(読み)ねこのめそう

精選版 日本国語大辞典 「猫目草」の意味・読み・例文・類語

ねこのめ‐そう‥サウ【猫目草】

  1. 〘 名詞 〙 ユキノシタ科多年草。各地の山野の湿ったところに群生する。高さ五~二〇センチメートル。茎は地表をはい、節から根をおろす。葉は卵形で小さく柄をもち対生する。三~四月、茎頂に淡黄色の小花が集まって咲く。花は花弁がなく、四個の萼片と花柱が二分する一個の雌しべと四個の雄しべからなる。果実は深く二裂し左右の大きさが違う。果実の形が猫の昼間の目に似ている。漢名に猫児眼睛草をあてるが、これはトウダイグサの名。《 季語・春 》 〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「猫目草」の解説

猫目草 (ネコノメソウ)

学名Chrysosplenium grayanum
植物。ユキノシタ科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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