献替(読み)けんたい

精選版 日本国語大辞典 「献替」の意味・読み・例文・類語

けん‐たい【献替】

〘名〙 (「国語‐晉語・九」の「夫事君者、諫過而賞善、薦可以替不、献能而進賢」による語で、「献」はすすめる、「替」は廃するの意) 主君をたすけて、善をすすめ悪を捨てさせること。物事可否を言上すること。けんてい
※威奈真人大村墓誌(四天王寺所蔵)‐慶雲四年(707)一一月二一日「卿対揚宸扆、参賛糸綸之密、朝夕帷幄、深陳献替之規」 〔蔡邕‐幽冀刺史久缺疏〕

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デジタル大辞泉 「献替」の意味・読み・例文・類語

けん‐たい【献替】

[名](スル)主君を補佐し、善を勧めて悪をいさめること。けんてい。
「―を聴き或は其許諾を請う」〈津田真道訳・泰西国法論

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普及版 字通 「献替」の読み・字形・画数・意味

【献替】けんたい

可を献じ否を替(す)てて、君を補佐する。〔国語、晋語九〕夫(そ)れ君に事(つか)ふるは、を諫めて善を賞し、可をめて否を替て、能を獻じて賢をめ、材を擇びて之れをむ。

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