猿八村(読み)さるはちむら

日本歴史地名大系 「猿八村」の解説

猿八村
さるはちむら

[現在地名]畑野町猿八

小佐渡山中の山村。東方は飯出いいで(四〇九メートル)、南西方は経塚きようづか(六三六メートル)。寛永五年(一六二八)の宮川区有文書によると、宮浦みやうら村の清兵衛が後山うしろやま村・大久保おおくぼ村・宮浦村三ヵ村の山のなかに開発したもので、以前は「ごぜ村」という一〇戸前後の集落であったが、清兵衛ら数名が入植して一村をなした。清兵衛はその後山を降り、三宮さんぐう村に居を構え、同村在村のまま猿八村名主を勤めている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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