猿繋ぎ(読み)サルツナギ

精選版 日本国語大辞典 「猿繋ぎ」の意味・読み・例文・類語

さる‐つなぎ【猿繋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 猿をつなぎ止めておくように、人をしばって、その綱を柱などにつないでおくこと。罪人などをうしろ手にしばり、木などへつなぐこと。
    1. [初出の実例]「小者下男下女迄に縄をかけて猿(サル)つなぎにして」(出典浮世草子世間娘容気(1717)二)
  3. 開き戸を開いたとき、風などであおられないように、固定しておく金具。開き戸の下の端にかけがねをつけ、戸をあけたときに、それを建物のかまちに打った金具に引掛けてつないでおくもの。あおりどめ。
    1. [初出の実例]「椽の猿繋に、よくよく戸をひらき、御通り候時、風など吹きたてざるやうに気遣有る可く候」(出典:武雑記(16C中か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む