猿若清方(読み)サルワカ キヨカタ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「猿若清方」の解説

猿若 清方
サルワカ キヨカタ


職業
日本舞踊

肩書
猿若流7代目,猿若会主宰

本名
堀越 実

別名
旧芸名=花柳 輔五郎,猿若 舞雀(7代目)

生年月日
大正4年 8月25日

出生地
東京都

学歴
浅草千束小〔昭和2年〕卒

経歴
新内の太夫だった父親の影響で、5歳から踊りを始める。初代花柳輔三郎に師事して花柳輔五郎を名乗る。昭和16年歌舞伎の猿若伝九郎(4代目中村勘三郎)を祖とする猿若流を再興して7代目猿若舞雀を襲名した。22年猿若清方に改名。30年日本舞踊協会設立に参画、理事に就任。31年家元長男である猿若清三郎に譲る。古典・創作とも情趣豊かな舞踊で知られた。また映画「座頭市牢破り」などのシナリオや「常磐津祭りの花笠」の作詞なども手がけた。

所属団体
日本舞踊協会,全日本舞踊連合

受賞
紫綬褒章〔昭和52年〕,勲四等旭日小綬章〔平成2年〕 芸術祭賞奨励賞〔昭和33年〕,松尾芸能賞(特別賞 第22回)〔平成13年〕

没年月日
平成15年 4月9日 (2003年)

家族
長男=猿若 清三郎(日本舞踊家),孫=猿若 裕貴(日本舞踊家)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「猿若清方」の解説

猿若 清方
サルワカ キヨカタ

昭和・平成期の日本舞踊家 猿若流7代目;猿若会主宰。



生年
大正4(1915)年8月25日

没年
平成15(2003)年4月9日

出生地
東京

本名
堀越 実

別名
旧芸名=花柳 輔五郎,猿若 舞雀(7代目)

学歴〔年〕
浅草千束小〔昭和2年〕卒

主な受賞名〔年〕
芸術祭賞奨励賞〔昭和33年〕,紫綬褒章〔昭和52年〕,勲四等旭日小綬章〔平成2年〕,松尾芸能賞(特別賞 第22回)〔平成13年〕

経歴
新内の太夫だった父親の影響で、5歳から踊りを始める。初代花柳輔三郎に師事して花柳輔五郎を名乗る。昭和16年歌舞伎の猿若伝九郎(4代目中村勘三郎)を祖とする猿若流を再興して7代目猿若舞雀を襲名した。22年猿若清方に改名。30年日本舞踊協会設立に参画、理事に就任。31年家元を長男である猿若清三郎に譲る。古典・創作とも情趣豊かな舞踊で知られた。また映画「座頭市牢破り」などのシナリオや「常磐津祭りの花笠」の作詞なども手がけた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「猿若清方」の解説

猿若清方 さるわか-きよかた

1915-2003 昭和-平成時代の日本舞踊家。
大正4年8月25日生まれ。初代花柳輔三郎に師事。昭和16年猿若伝九郎(中村伝九郎)を祖とする猿若流を再興してして7代猿若舞雀を名のる。22年清方と改名。56年長男清三郎に家元をゆずった。古典舞踊,創作舞踊のほか,商業演劇や映画,テレビなどの振付け,脚本も手がけた。平成15年4月9日死去。87歳。東京出身。本名は堀越実。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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