さる‐まめ【猿豆】
- 〘 名詞 〙
- ① ユリ科の落葉小低木。本州中部の山地に生える。高さ一〇~三〇センチメートル。サルトリイバラに似ているが小形でつる状にならず、葉は細長く、とげや花も少ない。漢名、山梨児。
- ② 植物「えんどう(豌豆)」の異名。
- [初出の実例]「西王母がもものさね、さるまめこまめ、親もまめどりひな鳥のはがひがさねに、たからはあつまる」(出典:浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)厄払ひ)
- ③ 猿のように小ざかしいことを豆にたとえていう。
- [初出の実例]「近代の人、多くは猿豆(サルマメ)口豆のたぐひにも」(出典:洒落本・残座訓(1784))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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猿豆 (サルマメ)
学名:Smilax trinervula
植物。ユリ科の落葉小低木
猿豆 (サルマメ)
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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