獅子奮迅(読み)シシフンジン

デジタル大辞泉 「獅子奮迅」の意味・読み・例文・類語

しし‐ふんじん【×獅子奮迅】

獅子がふるい立って暴れまわるように、激しい勢い物事に対処すること。「獅子奮迅の働きをする」

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精選版 日本国語大辞典 「獅子奮迅」の意味・読み・例文・類語

しし‐ふんじん【獅子奮迅】

  1. 〘 名詞 〙 ( 百獣の王である獅子が、たけりはやるという意から ) 物事に対処するのに、その勢いのはなはだ激しいこと、または迅速勇猛に行動することのたとえ。
    1. [初出の実例]「しばらくなむぢ獅子奮迅話を参学すべし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)面授)
    2. 「獅子奮迅の勢ひを以て軍国の大事に当りつつある」(出典:ロイド・ジョージ(1916‐17)〈河上肇〉二)
    3. [その他の文献]〔法華経‐従地涌出品〕

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四字熟語を知る辞典 「獅子奮迅」の解説

獅子奮迅

物事に対処するのに、その勢いのはなはだ激しいこと、または迅速勇猛に行動することのたとえ。

[使用例] 私の働き振りに異様なハズミがついて、何でもかでも滅茶苦茶に働きたくなって〈略〉ほとんど半狂乱みたいな獅子奮迅をつづけ[太宰治トカトントン|1947]

[使用例] 将軍職を自分の勢力増強のために利用しようとする重臣たちにとりかこまれながら、ひとりで獅子奮迅して孤独であった[唐木順三*慈照院義政|1965]

[解説] 百獣の王である獅子が、たけりはやるという意から。

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