精選版 日本国語大辞典 「獦子鳥」の意味・読み・例文・類語 あとり【獦子鳥・花鶏】 〘 名詞 〙 アトリ科の鳥。スズメよりやや大きく、全長約一六センチメートル。胸から肩にかけて赤褐色、腹部は白色、そのほかは黒い。ヨーロッパ、シベリアの北部で繁殖。一〇月頃日本に渡来し、山地の雑木林に群生。あっとり。《 季語・秋 》[初出の実例]「国巡る阿等利(アトリ)鴨鳧(かまけり)行き廻り帰り来までに斎(いは)ひて待たね」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三三九) あっとり【獦子鳥】 〘 名詞 〙 鳥「あとり(獦子鳥)」の異名。《 季語・秋 》〔文明本節用集(室町中)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例