日本歴史地名大系 「玉比女命神社」の解説 玉比女命神社くしたまひめのみことじんじや 奈良県:北葛城郡広陵町弁才天村玉比女命神社[現在地名]広陵町大字弁財天弁財天(べんざいてん)集落の南東部、字長泉寺畑(ちようせんじばた)に鎮座。前方後円墳の後円部に本殿があり、社地は広陵町南(みなみ)・的場(まとば)・萱野(かやの)にわたる。祭神櫛玉比女命。「延喜式」神名帳広瀬(ひろせ)郡の「櫛玉比女命神社」に治定。旧村社。中世、箸尾(はしお)弁財天と称し、箸尾郷の郷社として尊崇され、「大乗院寺社雑事記」長享三年(一四八九)二月五日条に「箸尾弁才天勧進奉伽帳加判事、自東院申之」とあり、この頃修復か造営があったらしい。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by