デジタル大辞泉
「玉蕊」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ぎょく‐ずい【玉蕊】
[1] 〘名〙 (「玉」は
美称) 美しい、花のしべ。
※本朝文粋(1060頃)一一・観賜群臣菊花詩序〈
紀長谷雄〉「分
二将
玉蘂一甘
二於蜜
一。把
二得金精
一砕似
レ沙」
[2] (玉蘂) 鎌倉時代、九条道家(
一一九三‐一二五二)の日記。
逸文が多い。道家の曾祖父忠通の日記「
玉林」、祖父兼実の日記「玉葉」にちなんで名づけられている。記主道家は摂政関白左大臣従一位。日記は
儀式の記事が中心で、当時の
政情については詳細ではない。「光明峰寺殿記」「峰禅閤記」ともいう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報