玉高(読み)ぎょくだか

精選版 日本国語大辞典 「玉高」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐だか【玉高】

〘名〙
芸娼妓などをあげて遊ぶための料金の高。芸娼妓などの稼いだ高。玉代の高。
※夢の女(1903)〈永井荷風〉七「稼ぎ次第に其の玉高の半分自分収得とする事が出来るので」
取引所売買約定が成立した数量
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉下「塩瀬の店では一日の玉高(ギョクダカ)計算が終った」

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デジタル大辞泉 「玉高」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐だか【玉高】

芸者娼妓しょうぎ玉代ぎょくだい金高
取引所で売買の約定が成立した数量。

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