改訂新版 世界大百科事典 「王浩然」の意味・わかりやすい解説 王浩然 (おうこうねん)Wáng Hào rán生没年:1848-1914 中国近代のイスラム学者。浩然は字。名は寛。イスラム名はハジアブトラホマン。北京の人で回族。1906年(光緒32),メッカに巡礼し,ヨーロッパ各国とアジア,アフリカのイスラム国を遊歴,翌年,2人のトルコ人学者をともなって帰国し,《コーラン》の読み方を伝授させた。また北京の牛街の礼拝堂に回教師範学堂を設立した。09年(宣統1)には京師公立清真第一両等小学堂を設立。11年,北京に中国回教俱進会を設けて理事長となり,また中華民国政府の成立に尽力した。執筆者:坂出 祥伸 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「王浩然」の意味・わかりやすい解説 王浩然【おうこうねん】 中国近代のイスラム学者。イスラム名はハジアブトラホマン。北京生れでイスラム教徒の回族の出身。1906年イスラムの聖地メッカに巡礼。翌1907年2人のトルコ人学者を連れて帰国し,聖典《コーラン》の読み方を伝授。1911年中国回教倶進会を北京に設立するなど,イスラムの普及に貢献。また中華民国政府の成立にも尽力。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by