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回族 カイゾク

6件 の用語解説(回族の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

かい‐ぞく〔クワイ‐〕【回族】

中国の少数民族の一。イスラム教を信仰し、主に寧夏(ねいか)回族自治区に居住する。13世紀に西アジアから移住したイスラム教徒が先祖で、漢族などと混血して少数民族的集団を形成。もと、回民と呼ばれた。ホイ族。ホイホイ。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

回族

人口約1千万で大多数がムスリム。中国の少数民族中、チワン族、満州族についで人口が多い。寧夏回族自治区や甘粛省、青海省などに特に多い。唐宋時代に中東から渡来した貿易商人が起源。その後も多数のムスリムが渡来し、漢族と交わり土着化したとされる。外見は漢族とあまり変わらない。主に中国語(漢語)を話す。

(2011-12-19 朝日新聞 朝刊 アジア)

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百科事典マイペディアの解説

回族【かいぞく】

中国のムスリム(イスラム教徒)の民族集団の一つ。861万人(1991)。西北地方ではドゥンガン(東干,東甘)とも呼ばれ,かつては回民とも。13世紀以降中国に来住したムスリムと,漢族などの混血により歴史的に形成された民族で,言語,容貌ともに漢民族と同じである。
→関連項目イリ条約内モンゴル自治区王浩然吉首新疆ウイグル自治区トンシャン(東郷)族馬鴻逵フフホト臨夏

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世界大百科事典 第2版の解説

かいぞく【回族 Huí zú】

中華人民共和国の少数民族の一つで,宗教上はイスラム教徒。中国の各地に分布し,中国語を話し,体質的には漢族と大差はない。人口は約860万(1990)。歴史上は回回,回民と呼ばれるが,自らは穆斯林(ムスリム)と称する。回族とは新しい呼称である。中国西北,新疆地方ではドゥンガン(東干)と呼ばれたが,現在はこの名称は使われない。
[起源]
 中国イスラムは唐宋時代に中国に渡来したアラブペルシア人とそのイスラムに起源する。

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大辞林 第三版の解説

かいぞく【回族】

中国の少数民族の一。イスラム教徒で中国各地に住むが、中国語を話し形質上も漢族と差がない。中華人民共和国成立以前は回民と呼ばれた。回回フイフイ

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

回族
かいぞく
Hui

中国の少数民族の一つ。チワン族、満洲族に次ぐ中国の少数民族中第3位の人口(1990年に861万人余り)を擁し、その居住地域はきわめて広範に及んでいる。これはその成立の歴史と不可分に結び付いている。「回回(フイフイ)」ともよばれる彼らの先祖は、中国に渡来したアラビアやペルシアのイスラム教徒たちであったといわれる。商売のために中国にきて住み着く者は唐代ごろからあったが、13世紀のモンゴルの西征と元の支配とを機に、西方からの人口流入が増大した。こうした渡来者は軍人や農牧民、職工、商人、学者、役人などとして各地に分散していった。彼らは婚姻を通じて漢民族やウイグル、モンゴルの人々などを漸次吸収していき、現在中国では「回族」とよばれる民族集団を形成するに至った。
 彼らは「清真寺(チンジェンスウ)」とよばれるイスラム教(回教)寺院を中心に小集団をなして居住する。都市において漢民族と近接して居住することが多く、漢化の程度が高い。宗教を核とする独自の文化を維持する一方で、日常生活においては漢文化を多く受容している。信心深い者がイスラム特有の帽子をかぶる以外、平素の服装は漢民族と区別がない。また宗教活動でアラビア語を用いる以外は漢語と漢字を用いる。豚肉を食べない習慣を厳重に守る者が多く、豚肉や豚の脂肪を使った料理のない回族を対象とする食堂が全国各地にみられるのは彼らの居住や移動の範囲の広さを物語る。[横山廣子]
『馬寅編、君島久子監訳『概説中国の少数民族』(1987・三省堂)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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